お知らせ

シンガポールで開催されたマイクロバイオーム関連のカンファレンスにて、ちとせグループ ゼネラルマネジャーの福井が講演を行いました

2019.09.19
  • ちとせフローラ

シンガポールで開催されたHanson Wade主催のカンファレンス「Microbiome Movement – Drug Development & Nutrition Asia Summit」に、ちとせグループ ゼネラルマネジャーの福井健悟が登壇しました。
本カンファレンスは、APACの著名なマイクロバイオーム研究者たちが情報を発信し交流することで、マイクロバイオーム研究の商業的な現実やその先にある医療の新しい未来の実現を目指すことを目的として開催されました。
福井はSequencing, Bioinformatics & Big Dataと題したセッションで、「Big Data and Multi-Omic Analysis of Microbiome Samples」の題目で講演を行いました。

<開催概要>
日時:2019年9月17日-18日 13:00~17:00
会場:ヒルトン シンガポール
題目:Big Data and Multi-Omic Analysis of Microbiome Samples
※詳細についてはこちら

◯福井健悟(ちとせグループ ゼネラルマネジャー)より

欧米を中心に活況を帯びている「腸内細菌」。食生活や環境に大きく影響される為、欧米での研究結果を商業展開するのはなかなか難しいのではないかと言われるこの業界で、今後、アジアはどのようなポジションになりうるのか。こういう背景から、アジアでは初開催となった産学カンファレンス「Microbiome movement」にて、フローラインデックス社(ちとせグループ)の取り組みに関するプレゼンテーションを行ってきました。まさに腸内細菌黎明期といった感じで、日本をはじめ、韓国、中国、シンガポール、オーストラリアなどからきた各社の代表によって活況な意見が交換されました。標準化を進める日本、事業化を先行させる韓国、アメリカのスタンダードをいち早く取り入れる中国など、各国ならではの方策をとる中、各々の議論が噛み合わないという黎明期ならではの混沌を感じたものの、10年後、20年後にこういうところからアジアの腸内細菌ムーブメントが始まったのだなと振り返れる貴重な機会だったかと思います。

フローラインデックス社の代表であり、かつ日本マイクロバイオームコンソーシアム(JMBC)の運営副委員長 兼 研究開発部会長として日本で活動している笠原の代理としての参加だったため「本当に自分でいいのか?」という思いは拭いきれなかったものの、笠原と夜な夜なプレゼン資料について話し合った結果もあり何とか聴講者には楽しんで頂けたかと思います。こうした海外の展示会を訪問する度に思うのですが、やはり新しい業界や技術がもつ何かを切り開こうとする「熱」は刺激になります。

オーガナイザーをはじめJMBCの方々からこのような機会を頂けたことに感謝いたします。

<関連情報>
[プロジェクト] 腸内菌叢の動向を把握して新たなライフスタイルを築く

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