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CHITOSE BIO EVOLUTION

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ちとせグループの人材が有する強みは、経済的価値を常に視野に入れながら進めるバイオ分野の研究開発技術と、バイオ研究の肝や要点を理解した上で、事業化への道筋を引く事業化技術にあります。

バイオ研究開発技術 バイオ事業化技術

バイオ研究開発技術

一口にバイオ技術と言ってもバイオの分野には様々な技術があります。その中で、ちとせグループが積極的に蓄積を続けている技術は、生き物を要素分解してその全てを解き明かすことを目的とするバイオ技術ではなく、生き物の全てを解き明かすことは困難であることを受け入れ、生き物の仕組みを解き明かすことよりも生き物を活用することを優先した技術であると定義しています。
この数十年間は、生き物の構成要素を分解してその仕組の全てを解き明かした上で利用しようとする技術の開発に、世界中で多くの投資がなされてきました。しかし、そのようなフィロソフィの下で進められるバイオ技術が産業として花開いた例は、一部の医薬品や酵素の例をのぞいてほとんど無かったと我々は分析をしています。

文明が始まって現代までの数千年間、人類が大規模な産業として実用化させることに成功したバイオ技術は、生き物同士の相互作用をよく観察し、生き物の全てを解き明かすことよりも、如何にして生き物と共存し活用するかに注力したバイオ技術であったと考えています。一見ローテクに見えるこれらの技術を現代のテクノロジーで革新することに、人類を千年先まで豊かに存続させる鍵があると我々は確信しています。

このような技術構築フィロソフィの下、ちとせグループの立ち上げは、微生物や藻類、動物細胞等の単細胞生物の育種技術の開発から始めました。何故ならば、効率的な育種技術の確立こそが次の世代のバイオ産業の爆発的発展の核となる技術であると信じていたからです。

バイオ研究開発技術 イメージ バイオ研究開発技術 イメージ

10年以上にわたる、たゆまぬ努力と社外の方々の協力を得て、我々は世界中から認めて頂けるような世界唯一の育種技術を手に入れました。現在は、この育種技術の向上に加え、微生物や藻類や細胞の能力を最大限に高める培養・生産技術、先端の分析機器と統計解析技術を駆使することで生きている生物の動向を即時的に把握する技術、生物同士の相互作用を把握しながら進める複合培養技術、さらには臓器のような多細胞生物の機能を保持したまま培養する技術において、世界唯一の技術を有する企業群になるべく、さらに積極的な投資と人材採用・育成を続けています。

廃れたローテクだと捉えられている技術に焦点を当て続け、流行りの技術キーワードを並べ立てることには興味を示さない我々の技術開発戦略は、批判されることも少なくありません。
しかし我々は、一時期の流行の研究に流されることなく、千年後の人類から見た21世紀初頭にしておくべきバイオ技術開発とはなにかという視点を定め、一貫した技術構築フィロソフィを持ち続けたからこそ、研究開発力の提供を生業にしながらも常に黒字の運営を続けることができているのだと考えています。

これからも、我々は千年先の人類からの視点を想像し、21世紀初頭の人類にできることは何かというテーマを考え続けた結論を、技術開発という形を通じて世界に示し続けていきたいと考えています。

バイオ事業化技術

現在の資本市場の価値観の下で、バイオ技術を事業として花開かせるのはとても難しいことです。その最大の理由は、バイオ技術シーズが事業として成立するかどうかの判断ができるフェーズまで育てるためには、他の分野の技術シーズに比して莫大に大きな資金と圧倒的に長い時間を必要とすることにあります。

それでも、バイオ技術への多大な期待が理由で、バイオ技術の実用化には多額の投資がされ続けています。しかし、VC主導で構築されたバイオ事業は初期段階からその事業計画に大きな無理が生じていることが多く見られます。事業が進み、累計の投資資金が蓄積し数十億円を超える頃には、多くのバイオ事業化プロジェクトはVCや証券会社も巻き込みながら、無理のある事業計画を死守するために、事業計画を更に膨らませることで何らかの金融業的価値観での着地点を探ろうとする金融プロジェクトに変質して行きます。

こういったVC主導のバイオプロジェクトの最大の課題は、金融の専門家(とVCに雇われた大学教授)の価値観と職業倫理のみで、事業計画が構築されていることにあります。それは、実際に事業開発の中心となり最後まで事業を切り盛りする覚悟を持つ人材の意思が不在のまま事業計画が立てられていることが課題であると言い換えることもできます。

ちとせグループは10年以上の月日を掛けて、科学としてのバイオサイエンスではなく技術としてのバイオテクノロジーの21世紀初頭時点での限界を理解している技術の専門家と、事業として円滑に稼働するシステムの構築を最後までやる切ることにプライドを持つオペレーションの専門家、そして金融市場の価値観を理解する金融の専門家の3者の意見を反映しながら、事業計画を立て、着実に事業を成長させるシステムを構築し、実績を積んできました。

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それと同時に、ちとせグループでは、様々なフェーズのバイオプロジェクトを複数抱えることで、グループとしての投資リスクをコントロールするリスクマネジメント機能や、知的財産の目的を強かに整理しながら進める知的財産構築機能、バイオ事業特有の実情を考慮しながら円滑に経営を統括するグループ共有のバックオフィス機能も有しています。

バイオ事業化技術 イメージ

ちとせグループ独自のバイオ事業化技術の根幹は、バイオ技術、事業運営、金融の3つの分野の専門家がお互いの価値観をリスペクトすることにあります。事業開始時に定めた事業計画をなぞり続けることを是とする事業運営ではなく、様々な困難に柔軟に対応し、投資家の期待にも応えながら事業の成長を続けることができる各種専門家の採用技術と育成技術、専門家を組み合わせたチーム運営技術こそが、我々が蓄積し続けているバイオ事業化技術です。

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