• #発酵生産 #ディープラーニング #AI

AI×発酵により、培養技術の職人芸をデータで継承する

『バイオテクノロジーとデジタル技術を活かした技術革新を進めて、バイオ生産に関わる全ての産業の底上げに貢献したい。』


多様なセンサ由来データを活用して導く全く新しい生産性指標と、匠の域にある培養技術との相関関係を元に、人間が理解できない複雑な因果関係をAIで凌駕するバイオ生産マネジメントシステムを開発中。開発するシステムをバイオエコノミー市場の基幹とすべくグローバルな情報基盤構築を主導する。

背景となる課題

  • 発酵生産などバイオテクノロジーを利用した生産技術の開発は停滞しており、生産が安く行える地域に生産拠点が集中している
  • バイオ×AI、バイオ×デジタルの期待は大きくなっているが、そもそも機械学習のシステムに適したデータが取得されていない
  • 新たな生産技術を開発するために、ディープラーニングなどの手法に活用できるデータ取得が求められている

活用している技術

  • 機械学習のインプットに適したデータを取得する技術
  • インプットデータから発酵生産の効率を導き出す機械学習技術

現在のステータス

  • 2018年6月より、「コンボリューショナルデータの収集及び企業横断的活用事業」が、経済産業省の補助事業として採択された。
  • 2019年9月より、「コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産マネジメント」が、NEDOによる補助事業に事業リーダーとして採択された。
  • 2020年6月より、「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」が、NEDOによる委託事業として採択された。
  • バイオ業界の様々な技術を有する企業やアカデミアとタッグを組み研究開発を続けている

活動している国

日本

パートナー

三井化学株式会社、味の素株式会社、国立大学法人京都大学、協和発酵バイオ株式会社、株式会社カネカ、NRIシステムテクノ株式会社、株式会社ニコンインステック、国立大学法人長岡技術科学大学、国立大学法人東京大学、DoerResearch株式会社

MessagePICK UP PERSON

  • 笠原堅

    株式会社ちとせ研究所 バイオ生産マネジメント本部長

    微生物の大量培養技術は1970年代までに急速な発展を遂げましたが、その進歩は現在頭打ち状態にあります。生物を用いた物質生産プロセスは複雑であり、いわゆる「匠の技」を必要としているからです。 我々は、人の制御を超えたバイオ生産マネジメントを実現する上での課題となっている、 「1.培養の状況を記述できるデータの不足」と、「2.そのデータを解釈する能力不足」の解決を目指して、微生物培養技術を高度化するプロジェクトを進めています。 かつて「発酵技術は日本のお家芸」と呼ばれていましたが、今、また日本起点の技術開発で微生物培養技術を新たな次元へと牽引し、バイオ生産に関わる全ての産業の底上げに貢献できればと考えています。

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