CPO中原剣が、サイエンス＆テクノロジー株式会社が主催する「藻類バイオマス利用応援セミナー」にて、「企業の取り組みに見る藻類バイオマス」というテーマのもと、「微細藻類の安定・大量培養に役立つ要素技術と商業化への課題と展望」の題目で講演しました。

大量消費が基本の石油社会から、バイオマスを基点とする永続的な社会への転換が進む中、新しいバイオマスとして藻類が注目されています。本セミナーでは藻類の持つポテンシャルや魅力を伝えつつ、新しいバイオマスから産業を生み出すことの課題及び将来性をお伝えしました。

～企業の取り組みに見る藻類バイオマス～

微細藻類の安定・大量培養に役立つ要素技術と商業化への課題と展望

新しいバイオマスとして注目されている微細藻類であるが、利用するためには安定的に大量培養する技術が必須である。そのためには生物としての微細藻類の特性・性質を深く知り、その特性をいかに上手に利用していくかがポイントとなる。本セミナーでは生物学的な側面を中心に大量培養に役立つ要素技術と商業化に向けた課題と展望を述べたい。

１．微細藻類について
　1.1 新規バイオマスとしての微細藻類の特徴と可能性
　1.2 微細藻類ビジネスの構造
　1.3 世界での取り組み

２．微細藻類の生物的特性と目的に合った品種選定方法
　2.1 微細藻類の種類と特性
　2.2 燃料利用を目的とした微細藻類の品種選定
　2.3 燃料用途における微細藻類の品種選定と品種改良

３．微細藻類の大量培養技術　
　3.1 微細藻類と大量培養
　3.2 ラボレベルから工業レベルの大量培養を行うまでの流れ
　3.3 屋外大量培養の方式
　　　○ 池型、チューブ型、ドーム型
　3.4 屋内大量培養の方式
　　　○ パネル方式、ステンレスタンク方式
　3.5 大量培養のポイント
　3.6 微細藻類を研究するのに必要な施設・設備
　3.7 大量培養への取り組み例

≪得られる知識≫
　微細藻類の生粒的な基礎知識，微細藻類ビジネスの最新動向，微細藻類の大量培養技術，
　微細藻類の品種改良，微細藻類ビジネスの展望
≪キーワード≫
　微細藻類，光合成，バイオマス，バイオマスエネルギー