Vision

生き物たちの力と共に
千年先までもっと豊かに

ちとせグループはバイオテクノロジーの可能性を追求することで、医薬品、食品、化学品、農業、エネルギーなど、現在の世界では化石資源を基点に構築されている産業構造を光合成を基点に組み上げ、循環型の社会に近づけるための研究開発・事業開発を行っています。

WHY

ちとせグループはバイオテクノロジーの可能性を追求することで、医薬品、食品、化学品、農業、エネルギーなど、現在の世界では化石資源を基点に構築されている産業構造を光合成を基点に組み上げ、循環型の社会に近づけるための研究開発・事業開発を行っています。

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代表挨拶

Founder & Chief Executive Officer
TOMOHIRO FUJITA
藤田 朋宏Ph.D.

現在の社会は、全ての産業が「化石資源の大量消費」を前提として組み上げられています。食糧生産でさえ「化石資源の大量消費」が大前提の産業になっているのです。しかし、この産業構造のままでは、人類が千年先の未来まで豊かな生活を続けることは不可能です。

千年先まで人類が豊かに暮らせるようにするためには、全ての産業を「光合成を基点とする」産業構造に変えていくことが唯一の方法です。
ちとせグループの活動の目的は、産業構造を変えるために「光合成を基点とする」新しい事業を産み出し、収益事業として社会に一つ一つ埋め込むことです。

光合成を基点にした世界を実現する事業を産み出すためには、バイオテクノロジーの活用が必須です。ちとせグループは、バイオテクノロジーは目的を実現するための手段であると捉えていますが、目的を追求する過程において、副次的にバイオサイエンスの発展にも寄与できると考えています。

ちとせグループでは、21世紀前半のうちに世界に埋め込んでおくべき「光合成基点の事業」にはどのような事業があり得るかを具体的に考え、その事業が黒字の収益事業として独り立ちし成長し続けるために最適な規模感やマテリアルバランスを確保できる方法を検討し、まだ世界で誰も実現したことがない事業計画を実現するために必要なバイオテクノロジー技術群を構築するという進め方で技術開発を進めています。

我々が作り出そうとしているのは「バイオ産業」ではありません。我々は「既存の全ての産業をバイオ化する」という意識で日々の仕事に取り組んでいます。
全ての産業をバイオ化するためには、バイオテクノロジーの技術者はもちろんのこと、ありとあらゆる産業に従事する、ありとあらゆる経験やスキルを有する人材の協力が必要となります。

何らかの御縁でこの文章を最後まで読んで頂いた皆様には、皆様のそれぞれの立場から千年後の未来を切り開くちとせグループの活動に協力・参加していただければ幸いです。

グループ理念

  • 01
    光合成とバイオテクノロジー基点の社会を産み出すことを目標に
  • 02
    微生物、細胞、藻類、菌叢などの小さな生き物の可能性を引き出す技術群を創出・蓄積し、
  • 03
    技術群を継続的に収益が上がる事業として社会に一つ一つ埋め込みます。
  • 01
    現在の社会は化石資源を基点に構築されています。我々が生きている間に、化石資源基点の社会を、完全に光合成基点の社会にすることは不可能でしょう。しかし、数百年後の人類のために21世紀初頭の現時点で、技術的に可能で、経済合理性も担保されるプロジェクトから一つずつ、光合成を基点とした社会に変えていくことは可能であると考えています。
  • 02
    光合成により、太陽のエネルギーを用いて有機物を効率良く、少しでも持続的な方法で生産し、人間社会に必要な様々な物質を生産していくことを可能にするためには、微生物や細胞のような小さな生き物の力を今以上に活かすことが必須です。現在の価値観の趨勢を占めている "生き物を完全にコントロールする” という考え方だけではなく、人類が長い時間を賭けて成熟させてきた “生き物をマネジメントし続ける” という考え方を活かしてプロジェクトを構築することが、次の時代を切り開く鍵になるのではないかと考えています。
  • 03
    我々が生きている間に、社会の構造を全て光合成とバイオテクノロジー基点の世界にすることは不可能でしょう。しかし、生み出した技術を事業として社会に埋め込んでおけば、きっと数百年後の人類の誰かが、なぜ我々がこの技術を次世代に残しておきたかったのかを理解し、時代時代の経済状況に合う形に更に改良して、より良い地球や社会を作るために活用してくれると信じています。

グループステートメント

ちとせグループのステートメントはCultivate the Earth!です。
Cultivateとは、耕す、培養する、文化を作るといった意味の動詞で、ちとせグループが日々行っている活動の全てが、まさに “Cultivate” という動詞で表現できます。
我々は、千年先まで人類が豊かに暮らせる地球を残すために “Cultivate” を続けていきます。

  • Value

    Value

    技術シーズを活かすちとせの仕組み

  • Projects

    Projects

    世界のあり方を変えるプロジェクト

社名とロゴに込めた想い

chitose group

千年先まで残る概念、技術、事業を築く。
そんな我々の意思と覚悟を社内外に表明するため、日本語で「千年」を意味する「ちとせ」を社名としました。
また、「千年(ちとせ)」は、当社創業の地である神奈川県川崎市の地名でもあります。創業の地である「千年」を社名にすることで、創業当初の夢以外は何もなく、ただがむしゃらに働くしかなかった日々を忘れずに、過度に流行を追うことなく、自らが正しいと信じる研究開発・事業開発を着実に続ける意思を込めています。

ロゴマークは、日本では古くから千年生きる縁起が良い鳥として知られている「鶴」を選びました。「鶴」をそのまま使うのではなく「折り鶴」にすることで、日本人が有する繊細な技術に対し常に最大級の敬意を払うという価値観を表現しています。

Vision Image

vision

我々『ちとせ』を絵画という形でビジュアル化しようと考えたのは、古河原泉氏との出会いから。彼女の持つ、人の内面に宿るエネルギーを絵画とそこに沿える言葉で力強くも美しく表現する才能に惚れ、是非『ちとせ』を作品にして欲しいとお願いしました。

Artist
IZUMI KOGAHARA
古河原 泉

PORTFOLIO SITE

制作にあたり、『ちとせ』を知り感じるために研究所を見学させていただき、多くのスタッフの方と直接コミュニケーションを重ねました。そして強く感じた『ちとせ』という会社を私なりの解釈でキャンバスに表現しました。

  • vision

    ちとせグループを象徴するちとせレッド。それは、地球とそれを支える生物のもつエネルギーと、それを生かそうと新たな取り組みを続けるちとせという会社から湧き出るエネルギーそのものです。

  • vision

    小さな生き物の生命力やそれらを生かすための最新テクノロジーが、点であり線となり未来へつながる要素。生き物を一方的に制御するのではなく、生き物自体に協力してもらうのだという全社のマインドが強く印象に残りました。

  • vision

    千年先に待つ未来をひとつひとつ着実に切り開きつつあるのは、ちとせの研究者たち。その目は常に期待と興味と希望で満ち、ひとりひとりが実に前向きな各々のビジョンを抱いていることに心打たれました。