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2月14日(金)、四方敬之 在マレーシア日本国大使がマレーシアのサラワク州クチンにある世界最大級の微細藻類生産施設※1であるCHITOSE Carbon Capture Central(以下、C4)※2を視察に訪れました。C4で生産される微細藻類バイオマスは、脂質、タンパク質、炭水化物や化粧品、食品、医薬品、燃料の生産に寄与する貴重な材料を抽出するために使用され、化石資源に依存する社会からの脱却に寄与すると期待されています。
ちとせグループ(以下、ちとせ)は、微細藻類を活用しカーボンニュートラルと持続可能性を推進する取り組みであるMATSURIプロジェクトを通じて、日本とマレーシアのさまざまな企業と連携しています。
四方大使は、CEO藤田朋宏とChief BioEngineer 星野孝仁の案内のもと生産施設を視察し、藤田と星野は、微細藻類の培養と生産の複雑さや、食糧不足や化石燃料への依存といった世界的課題の解決における可能性について説明いたしました。
C4視察に続き、3月4日(火)、四方大使と谷貝 勇樹在マレーシア日本国大使館農林水産当二等書記官は、キャメロンハイランドのChitose Agri Laboratoryを訪問しました。Chitose Agri Laboratoryでは、環境的にも経済的にも持続可能な循環型農業を展開しており、日本品質の安心で安全で美味しい農作物を生産しています。生産された農作物は広くマレーシア、シンガポール、タイの約70の店舗や飲食店へ卸されています。
農業施設を詳しく視察した後、一行は日本とマレーシア間の農業分野における主要な課題への取り組みについて議論を交わしました。
今回の訪問では、収穫したてばかりのちとせの緑黄色野菜やミニトマト、イチゴを贅沢に使用したサラダを提供いたしました。大使館代表団の皆さまからは大変ご好評をいただき、担当者一同、大変喜ばしく思っております。今後も持続可能かつ安全な農業を牽引するパイオニアとして、尽力して参ります。
MATSURIプロジェクト
https://matsuri.chitose-bio.com/
MATSURIは、2021年に藻類産業の構築を目指してスタートした、ちとせグループ主導の産官学連携プロジェクトです。2025年、MATSURIは藻類の枠を超え、“バイオエコノミーを推進する産業横断型プロジェクト”へと進化しました。バイオを基点とする社会の実現に向け、AIを活用したバイオものづくり、資源循環、持続可能な農業など、私たちの挑戦はますます広がっています。その名の通り、人類史に残るお祭りとして、共に未来をつくる仲間を募集中です。業種・規模を問わず、ぜひご参加ください。お問い合わせはこちらから。
CHITOSE Agriculture Initiativeについて
農地や土壌の生態系を維持し、美味しくて安全性の高い作物を持続的に作り続ける、ちとせグループが目指す農業のあり方。環境持続性、経済持続性の双方を担保しながらこの価値観を世界に広げる活動を展開している。
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