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イベント / 講演
2月11日(火)、 アトランティック・カウンシル(Atlantic Council)代表団が、マレーシア・サラワク州でのミレニアム・リーダーシップ・プログラム(Millennium Leadership Program)の研修ツアーの一環として、世界最大規模※1の5 ha微細藻類生産設備であるCHITOSE Carbon Capture Central(C4)※2を訪問しました。
アトランティック・カウンシルは、世界的に経済や政治を主導する人材を育成している超党派の組織です。国際的な変革をもたらす次世代の人材を結びつけ、力づけることを目的としたミレニアム・リーダーシップ・プログラムには、様々な地域の公共、民間両部門からGoogle、JP Morgan、ホワイトハウスなどの代表者も含む40名の参加者が集いました。
このツアーでは、東南アジア地域におけるグリーンエネルギーの可能性を探ることに重点が置かれており、大規模な微細藻類培養技術開発を行うちとせグループ(以下、ちとせ)は、光合成によって持続可能な資源循環を実現するという、微細藻類の産業化に向けた具体的なアプローチを紹介しました。ちとせ研究所 Chief BioEngineer 星野孝仁は、MATSURIプロジェクトにおける最新の状況として、微細藻類の生産と開発が進歩していること、また、燃料生産のみならず、食品や化学品製造への応用も含めた微細藻類の可能性について強調しました。
参加者は、原油や精製油、バイオマス粉末、染料顔料、食品など、さまざまな微細藻類由来の物質を熱心に観察し、MATSURIへ強い関心を示している様子でした。ちとせはバイオエコノミーを社会に浸透させるため、さまざまな個人や組織との連携をさらに強化してまいります。
※1 効率的な藻類の生産とその大規模化を叶えるフラットパネル型藻類生産設備
※2 NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)のバイオジェット燃料生産技術開発事業の成果によるものです。
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100127.html
MATSURIプロジェクト
https://matsuri.chitose-bio.com/
MATSURIは、2021年に藻類産業の構築を目指してスタートした、ちとせグループ主導の産官学連携プロジェクトです。2025年、MATSURIは藻類の枠を超え、“バイオエコノミーを推進する産業横断型プロジェクト”へと進化しました。バイオを基点とする社会の実現に向け、AIを活用したバイオものづくり、資源循環、持続可能な農業など、私たちの挑戦はますます広がっています。その名の通り、人類史に残るお祭りとして、共に未来をつくる仲間を募集中です。業種・規模を問わず、ぜひご参加ください。お問い合わせはこちらから。
関連情報
[外部] Atlantic Council Millennium Leadership Program