「2025大阪・関西万博」
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イベント / 講演
登壇者
3月5日(水)、MATSURIパートナーを対象にオンライン情報共有会「藻類全般に関する情報共有」を開催いたしました。今年度最後のMATSURIイベントとして藻類生産や用途開発などの活動全般に関する共有を行い、145名にご参加いただきました。
ちとせグループCEO 藤田朋宏からは、MATSURIパートナーが106機関になったことを紹介し、改めて参画いただいた皆さまへ感謝を述べました。また、現在の藻類生産の状況および、さらに規模を拡大した藻類生産施設構築へ向けた進捗を共有しました。あわせて、2025年4月から活動を藻類からバイオエコノミー全般へ拡大していく方針について説明し、MATSURIの重要な価値観を改めてお伝えしました。
MATSURIパートナー一覧
C4運用および100 ha施設構築に関する状況
続いて、執行役員 兼 Chief BioEngineer 星野孝仁より藻類生産の進捗状況について共有しました。マレーシア・クチンで稼働中の大規模生産施設 CHITOSE Carbon Capture Central(C4)において、過去に共有した生産現場における課題の解決に向けた取り組みなど、新たな進捗を報告いたしました。
用途開発の進捗概要
藻類バイオマスの用途開発については、執行役員 兼 Chief Innovation Officer 笠原堅から概要を述べたのち、各テーマの担当者より進捗を共有しました。General Manager 大嶋俊介からは、藻類を原料とした100%バイオPET樹脂の開発の進捗についてお伝えしました。技術面、スケールアップへ向けた設備面、さらに、ブランディング面での今後のミッションを共有しました。また、MATSURIパートナーとの共同開発による藻類バイオマスを用いた世界初の取り組みを紹介し、今後も各社と連携しながら藻類産業の構築へ向けた取り組みを加速していきたいと呼びかけました。Senior Manager 林愛子からは、パートナーと共同で進めている藻類由来の潤滑油や化粧品の開発について紹介し、来年度以降の開発対象の拡大や商業化プロセスの展望をお伝えしました。Senior Manager 柳町みゆきは、藻類食品開発がより広く受け入れられるための土壌を作るためのアプローチについて述べ、今年度各メーカーとのコラボレーションにより製作した数々の事例をご紹介しました。また、手土産を「世界初の微細藻類基点の産業を構築する活動」を表現する手段にしたいという思いで発足した、手土産MATSURIプロジェクトについてご紹介し、参加パートナーの募集を呼びかけました。
用途開発の進捗
MATSURI拡大に向けて
MATSURI拡大を担当するManager 猪崎風葉からは、藻類にとどまらずバイオエコノミー全般へ活動を拡大していく今後のMATSURIにおいて、パートナーの輪を広げていくことの重要性をお伝えしました。新しい産業の構築に向けて、議論の幅を拡大し、バリューチェーンを充実させ、MATSURIの信用度を向上させるために、引き続きパートナーの皆さまにもご協力を賜りながら、ますますMATSURIの輪を広げていきたいと語りました。
万博MATSURI
ちとせグループが技術監修者として協力ならびにMATSURIとして協賛出展を行う大阪・関西万博を担当するSenior BioEngineer 切江志龍からは日本館での展示について紹介し、万博開催への期待感の高まりを伝えました。
2025年度からのMATSURIについて
最後に、General Manager 山岸梓からは、活動の対象をバイオエコノミー全般に拡大する、来年度からのMATSURIについてご案内しました。新たなプロジェクトの発足や来年度のMATSURIイベントの予告を行い、今後さらに活動を活性化していくことを約束いたしました。
MATSURIでは、バイオエコノミーの推進へ向けて情報共有会を開催していきます。100社を超えるパートナーの皆さまより強みや知見をご共有いただきながら、バイオエコノミー社会の構築に向けてプロジェクトを進めて参ります。今後も業種や規模を問わず、様々な企業の皆さまのご参加をお待ちしております。お問い合わせはこちらから。
開催概要
日時:2025年3月5日(水)14:00~15:30
題目:藻類全般に関する情報共有
MATSURIプロジェクト
https://matsuri.chitose-bio.com/
藻類を基盤とした産業の創出を目指し、産官学100以上の組織が一丸となり活動するちとせグループ主導のプロジェクト。太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産と事業化を強みとし、千年先まで続く豊かな未来に貢献します。さらにMATSURIは、2025年4月より藻類の枠を超え、農業や資源循環など多様な技術を駆使したプロジェクトへと進化します。MATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、バイオテクノロジーの活用を通じたサステナブルな社会をつくります。
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