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東北芸術工科大学 企画構想学科の講義「サステナブル演習」にて「光合成エネルギーで繋ぐ・衣食住の社会問題を解決する新商品」について学生の皆さまにご提案いただきました

2024.11.27
  • MATSURI (藻類産業を構築するプロジェクト)

11月13日(水)、山形県にある東北芸術工科大学 デザイン工学部 企画構想学科(以下、企画構想学科)の講義「サステナブルデザイン演習(山縣弘忠准教授)」にて、10月16日に行われた前回授業に引き続き、ちとせ研究所 Senior BioEngineer 原田大士朗がゲスト講師を担当いたしました。

企画構想学科は、実際の地域や企業が抱える課題の解決のため、商品開発やプロモーション、イベントプロデュース、デジタル活用など、企画に必要な幅広い分野について、プロジェクトを通して実践的に学び、AIに代替できない「コトをデザインする企画力」を養う学科です。また、本学科は2024年より藻類基点の産業を構築するプロジェクト「MATSURI」にもご参画いただいております。「サステナブルデザイン演習」は、社会課題を起点としたサステナブルデザインの構想力と、企業への実践的な提案を通じて、社会課題とクライアントの経営課題を同時に解決する企画力などを養成する授業です。

前回の授業では「光合成エネルギーで繋ぐ・衣食住の社会問題を解決する新商品(サービス)アイデアの提案」という課題を提示し、学生らには3週間にわたりグループワークに取り組んでいただきました。今回の授業では、各グループが藻の特性を活かして社会課題の解決に挑むアイデアを発表しました。提案には若者ならではの発想や、新しい視点が際立ちました。発表後には、原田より、問題提起から解決策に至る思考力や、アイデアの独創性といった観点からの講評を行い、その内容に「なるほど」と学生たちの共感を呼ぶ場面もありました。学生たちは、講評を熱心に聞きながら、自身のアイデアについて更に考えを深めていたようです。

原田の授業を通して学生からは、「実際に自分たちが3週間かけて藻と真剣に向き合うことで、藻への親近感を感じるだけでなくその可能性を楽しみながら理解することができた」「藻のイメージが180度変わった」「藻に出来ないことはないということが分かり、今後直面する様々な問題を1回藻で考えてみようと思った」などの感想が聞かれました。

藻類や光合成についての理解を深めた学生たちの姿が印象的で有意義な授業となりました。今後もこうした機会を通じ、持続可能な未来を形にするアイデアを共に育んでいければと願っています。

開催概要
日時:2024年11月13日(水)14:00~16:50
場所:東北芸術工科大学
講義:企画構想学科「サステナブルデザイン演習」
題目:光合成エネルギーで繋ぐ・衣食住の社会問題を解決する新商品

MATSURIプロジェクト
https://matsuri.chitose-bio.com/
太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが中心となり、産官学と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。MicroAlgae Towards SUstainable and Resilient Industryから名付けられたMATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、藻類の活用を通じたサステナブルな社会をつくります。MATSURIでは、藻類産業の構築に向けて、業種や規模を問わず、更に様々な企業の皆様のご参加をお待ちしております。お問い合わせはこちらから。

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