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メディア掲載 / 執筆
ちとせ研究所(以下、ちとせ)が10年以上にわたる研究を経てバイオ医薬品製造用宿主細胞として開発した『CHO-MK細胞*』に関する論文が公開されました。
CHO-MK細胞はチャイニーズハムスター卵巣組織の初代培養細胞から産業利用のために開発されたバイオ医薬品製造用宿主細胞であり、既存のCHO細胞と比較して著しく高い生産性を有しています。
ちとせではCHO-MK細胞とChitose Super CHO™(CS CHO™)発現ベクターシステムを用いて、目的の組換えタンパク質を高発現する細胞株構築受託サービスを提供しています(わずか5日間のFed-batch培養で10 g/Lの抗体産生量を達成)。
➤バイオ医薬品製造用の発現細胞株構築受託サービス
今回公開された論文では、CHO-MK細胞の樹立過程を報告し、バイオ医薬品製造用宿主細胞としての高い可能性について議論しています。
本論文の公開によりCHO-MK細胞が学術的にも広く認知され、将来のバイオ医薬品大規模製造における主要な宿主細胞として普及が進むことを期待しています。ちとせは今後も、CHO-MK細胞を核とした次世代バイオ医薬品製造プラットフォームの開発を通じて、世界医療の発展に貢献してまいります。
<論文情報>
公開:June 2024(Accepted 18 February 2024, Available online 12 March 2024)
タイトル:Establishment of a novel cell line, CHO-MK, derived from Chinese hamster ovary tissues for biologics manufacturing
掲載ジャーナル:Journal of Bioscience and Bioengineering
URL:https://doi.org/10.1016/j.jbiosc.2024.02.005
<関連情報>
[ちとせグループ] バイオ医薬品製造用の発現細胞株構築受託サービス
[外部] 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合