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MYCENAX社とちとせ研究所、CHO-MK細胞のスケールアップ生産とマーケティング活動を開始する契約を締結

2024.07.18
  • CHO細胞
  • バイオロジクス
  • コーポレート

台湾に拠点を置くCDMO(医薬品開発製造受託機関)のMYCENAX社とちとせ研究所は、共同でCHO-MK細胞(※1)のスケールアップ培養試験とマーケティング活動を開始する契約を締結しました。

MYCENAX社におけるCHO-MK細胞のスケールアップ培養試験は既に開始しており、現在のところ5Lへのスケールアップに成功(※2)、今年中に50Lへのスケールアップを実施(※3)する予定です。

これらの試験を通じてMYCENAX社へのスムーズな技術移管を可能にすることで、ちとせのCLDサービスをご利用されたお客様へ、抗体医薬品製造をワンストップにてご提供できる体制を構築してまいります。

MYCENAX社発信のプレスリリースはこちら
MYCENAX and CHITOSE Join Forces to Forge a New Era of Cell Line Development
https://www.mycenax.com.tw/news-detail.php?id=71&lang=en

 

※1 CHO-MK細胞は、当社が健康なチャイニーズハムスター卵巣組織の初代培養細胞から産業用に開発したバイオ医薬品製造用のCHO宿主細胞株です。従来のCHO宿主細胞株と比較して、著しく高い生産性を有しています。CHO-MK細胞は、AMED(助成番号JP18ae0101054)の支援を受けて開発されました。
※2 Trastuzumab(がん細胞の増殖を阻止する抗体治療薬)を発現するCHO-MK細胞のクローンを用いた培養試験を実施し、125mLフラスコから5Lバイオリアクターへのスケールアップを行い、培養のスケールアップ性を確認しました。
※3 商業生産へのスケーラビリティを確認し、堅牢性のあるデータを収集する予定です。

関連情報
細胞株構築受託サービス、コスト削減、高生産性 CHO細胞|ちとせ研究所

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