お知らせ

東京大学大学院講義「微生物イノベーション特論I」にて、 ちとせ研究所 Senior BioEngineer 切江が講義を行いました

2023.10.05

10月5日(木)、東京大学大学院 農学生命科学研究科の特別講義「微生物イノベーション特論I」にて、ちとせ研究所 Senior BioEngineer 切江志龍が講義を行いました。本講義は微生物科学に基盤を置く企業の研究内容を学ぶことを目的とし、全7回の講義のうち毎回異なる企業より研究者を招き、実際の研究内容やその応用(商品化)について講義を行う形式の授業です。切江は初回の講義を受け持ち「発酵産業におけるデータサイエンス活用の試み」について授業を行いました。

概略
バイオエコノミーの拡大に伴い、発酵生産を次世代化するための技術革新が急務となっています。未解決課題に対して効果的にアプローチするには「事業」という視点を持つことが不可欠です。ちとせ研究所では「匠」による発酵制御のコツを数理・統計的に再現・発展させることを目指し、事業的な観点から様々な研究開発に挑戦しており、 本講義ではこれまでの研究開発例を交えながら企業における研究活動について紹介しました。

講演者所感
東京大学大学院 農学生命科学研究科の特別講義の一コマを受け持たせていただきました。受講者は20〜30人程度で、多くは微生物の実験系研究に携わる大学院生でした。授業前半はちとせの紹介とバイオ産業の抱える課題についてお話しし、微生物生産の現場が抱える職人不足そして暗黙知の形式知化を進める必要性が課題となることを話しました。後半はこうした課題を解決するためにAIによる自動培養制御の事例を紹介し、必要な解法・資源を必要な場所に蓄積するために必要となる「事業」という観点の重要性について説明しました。実際の現場での開発と大学での研究のギャップの大きさは聴講していた学生にとっても新鮮なようでした。しかし、研究として知の高みを目指す人も、産業に携わりその恩恵を社会に広めようと考える人にとっても、相互の立場・価値観を理解することが大事であり、今回の講義がそうした機会となったことを願います。またデータサイエンスというキーワードに興味を持っている学生が多そうでしたので、今後はこの観点からも積極的にちとせの取り組みについてアピールしていきたいと感じました。

開催概要
日時:2023年10月5日(木)10:25~12:10
会場:東京大学農学部(弥生キャンパス)
題目:微生物イノベーション特論I「発酵産業におけるデータサイエンス活用の試み」

関連情報
[プレスリリース] AIによる自動培養制御システムの開発に成功! -微生物を活用した機能性食品素材開発において人では不可能な高精度な培養制御を実現-
[外部] 東京大学授業カタログ 「微生物科学イノベーション特論Ⅰ」

 

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