お知らせ
株式会社ちとせ研究所は、経済産業省が進める令和4年度第2次補正予算「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」(以下、本整備事業)に採択されましたのでお知らせいたします。
当社は本整備事業により、組換えタンパクワクチンを含むバイオ医薬品の原薬を製造するための出発基材となる生産細胞株「ペアレンタルセルバンク(parental cell bank:PCB)」を構築・供給するための拠点を日本国内に拡張する計画です。
生産細胞株の構築は一般的に、Cell Line Development(CLD)と呼ばれ、当社は、2017年よりこのCLDサービスを国内外の製薬・創薬企業に提供しております。2018年には、海外産の既存のCHO細胞の約2倍のスピードで増殖する高性能な国産細胞(CHO-MK細胞(※))を利用したCLDサービスの提供を新たに開始し、多くの企業より依頼を多数頂いております。
※AMED(助成番号JP18ae0101054)の支援を受けて開発
●当社のバイオ医薬品製造用の発現細胞株構築受託サービスについてはこちら
https://chitose-bio.com/jp/cld-service
引き続き新規開発品が増えているバイオ医薬品の原薬製造に対応するべく、当社におけるCLDサービスの受託キャパシティを拡張し、また、パンデミック等の際には感染症に対するワクチン製造のためのPCBの構築ラインを確保することを計画に組み込むことにより、有事のサプライチェーンの強靭化に貢献してまいります。
<本整備事業の詳細(経済産業省のサイトより)>
●令和4年度第2次補正予算「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」の採択結果について
https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/saitaku/2023/s230920001.html
●ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業(2次公募)採択事業者一覧
https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/saitaku/2023/downloadfiles/s230920001.pdf