お知らせ

岸田首相の中東歴訪経済ミッションに随行いたしました

2023.08.16

ちとせグループは、7月16日〜18日に行われた岸田首相の中東歴訪経済ミッションに随行し、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド大統領の両首脳を訪問いたしました。今回行程に参加したのは新エネルギー、宇宙、医療、半導体などの先端技術分野から40社。ちとせグループからはCEO藤田朋宏、CFO今井正之、財務戦略部シニアマネージャー勝山久蔵が同行いたしました。

(左から、財務戦略部シニアマネージャー勝山、CEO藤田、岸田首相、CFO今井)

 

(日本経済新聞、公式Xより引用)

サウジアラビアやUAEをはじめとする産油国では、化石資源からの脱却と新たな資源の創出は喫緊の課題であり、オイルマネーに依存しない産業の構築が急務です。ちとせグループは、昨年12月にサウジアラビア投資省と経済産業省が交わした「日・サウジ・ビジョン2030※1」に参画。多様なバイオ製品(燃料、食品、医薬品、サプリメント、プラスチック等)の用途開発や生産を通じ、中東におけるバイオエコノミーの発展に貢献することで合意しています。

※1: 従来の⽯油の供給国と消費国という関係からの脱却を目指し、⽇本の「成⻑戦略」とサウジアラビアの「ビジョン2030」をかけあわせた戦略的パートナーシップ

(2022年12月。左より、アブドルアジズ ・サウジアラビア・エネルギー大臣、CEO藤田、ファーレフ・サウジアラビア・投資大臣、西村経済産業大臣)

今回ちとせグループは、7月16日の各国政府高官、および現地/日本企業が集まる「日本・サウジアラビア ビジネスラウンドテーブル」、翌17日の「日・UAE・ビジネスフォーラム」に出席。岸田首相により、両国首脳にちとせグループをご紹介いただく場面もありました。

(日本・サウジアラビア ビジネスラウンドテーブル)

ちとせグループは創業以来、シンガポールやブルネイに海外拠点を広げ、今年4月にはマレーシア、サラワク州に5haの世界最大規模のフラットパネル型藻類生産設備CHITOSE Carbon Capture Central(C4)の運用を開始しました。続いて2027年に100ha、2030年に2,000ha、将来的には1,000万ha規模への拡大を目指しています。ムハンマド皇太子との談話やスピーチの場面で、CEO藤田は「藻類生産の観点から、広大な土地と強い日照量を有するアラビア半島に大きな可能性を感じている。これからアラビア半島を緑に染めていく」とのビジョンを表明しポジティブな反響をいただきました。中東では石油以外にも資源の自給に対する関心が非常に高く、閉会後もより具体的な話をと個別の企業からお声がけいただくほか、本経済ミッションの様子を現地メディアでも報道していただくなど、今回の訪問は中東地域における飛躍的な認知拡大と新たなビジネスの足掛かりとなりました。

現在、既存のあらゆる産業は化石資源を基点に構築されており、資源の枯渇、それに伴う環境問題は地球全体で取り組むべき課題です。ちとせグループは、既存の産業を藻類基点に組み上げ、1日でも早く化石資源依存から脱却すべく、2021年にMATSURIプロジェクトを立ち上げました。化成品や化粧品、燃料、飼料、食品など様々な業界や立ち場、国境を越えたMATSURIパートナー企業と手をとり、日本、東南アジア、そして中東を舞台に、今まで成し得なかった藻類基盤の産業を構築してまいります。

■MATSURIプロジェクトについて
https://matsuri.chitose-bio.com/
太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが主体となり、日本を代表する企業群・行政と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。MATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、藻類の活用を通じたサステナブルな社会づくりを構築します。MATSURIでは、藻類産業の構築に向けて、業種や規模を問わず、更に様々な企業の皆様のご参加をお待ちしております。お問い合わせはこちらから。

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