お知らせ

マレーシアで開催予定のF+L Asia社主催イベント「F+L Week 2023」にて、ちとせグループ執行役員 Chief BioEngineer 星野が登壇いたしました

2023.06.16

「F+L Week 」 は、アジア太平洋地域における燃料・潤滑剤の専門家が集い、燃料・潤滑剤業界のトレンドやイノベーションに関する知見を共有する会合です。28回目を迎えた本年度のテーマは 「Fuels and Lubricants: Navigating the Energy Transition」。化石燃料からのエネルギー転換に伴う技術的な課題と機会、および持続可能な燃料や潤滑剤への影響についての見識を専門家たちが発表いたしました。

Photo credit: F&L Asia Limited.

星野は、「MicroAlgae Towards a Sustainable and Resilient Industry」をテーマに、マレーシア サラワク州の藻類生産設備CHITOSE Carbon Capture Central (C4)をはじめ、ちとせグループがMATSURIプロジェクトを通じて目指す藻類産業構築の世界観について講演いたしました。

Photo credit: F&L Asia Limited.

Photo credit: F&L Asia Limited.

<講演者所感>
今回参加したF+L Week 2023では、他業界の方々にMATSURIプロジェクトの勢いを感じていただき大変充実した機会となりました。他の講演者が潤滑油の基準・規制や、水素エンジン等の石油化学や機械工学について発表する中、バイオや藻類に関する話題は目新しさもあり、客席の皆様も楽しんで聞かれている様子が伺えました。

ちとせグループが目指す藻類生産1000万ha規模への拡大についてスライドで表示した際には、会場からははじめ笑いさえ巻き起こりましたが、東南アジア地域で過去50年に拡大したパーム農園の面積を提示すると、会場の雰囲気は一変し確かな手応えを感じるとともに、発表者としても存分に楽しむことができました。

参加者のほとんどが燃料・潤滑油業界の専門家という中、パネルディスカッションであげられた質問は半数以上が藻類に関するものでした。また講演終了後にも中東地域の方から砂漠での藻類生産の可能性について熱心に尋ねていただくなどし、今回のような他業界へのアプローチは今後実りある機会に繋がることと確信しています。

<開催概要>
日程:2023年6月14日(水)~ 16日(金)
 ※星野の講演:6月14日(水)11:10〜11:30
 パネルディスカッション:同日 11:30~12:00(マレーシア現地時刻)
会場:Four Seasons Hotel Kuala Lumpur
テーマ:Fuels and Lubricants: Navigating the Energy Transition
公式サイト:F+L Week  2023
登壇者紹介ページ(星野):https://www.fuelsandlubes.com/speakers-flw/takanori-hoshino/

<MATSURIプロジェクト>
https://matsuri.chitose-bio.com/
藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが主体となり、日本を代表する企業群・行政と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。MATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、藻類の活用を通じたサステナブルな社会づくりを構築します。

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