プレスリリース
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新潟県長岡市とちとせグループ
ちとせグループが掲げる『千年農業』を拡げる活動の日本第一弾としてコラボレーション
新潟県長岡市とバイオベンチャー企業群 “ちとせグループ” は、ちとせグループが農業のコンセプトとして掲げている、農地の生態系を維持することで美味しく栄養価が高い作物を持続的に作り続ける『千年農業』を拡げる活動の日本第一弾としてコラボレーションを開始したことをお知らせいたします。
持続可能な農業を実現するには作物に適した健全な土壌を維持し続けることが重要です。一方で、土壌に高負荷を与え続ける農業も少なからず行われており、大量の農薬や肥料に依存することで土壌環境の悪化が進んでいます。ちとせグループは、人類が千年先まで農業を続けるための鍵は作物が取り巻く生態系の豊かさを維持することにあるという考えのもと、『千年農業』を拡げる活動を行っており、先行して東南アジアでの活動を進めてまいりました。
この度、『千年農業』の取り組みを日本で拡げていくための第一弾として、ちとせグループは国内2位の水稲作付面積を有し、バイオエコノミーに対して積極的に取り組んでいる新潟県長岡市とのコラボレーションを開始いたしました。
作物に適した健全な土壌を維持するためには土壌中の微生物の活性度合いを把握することが重要です。そのため、ちとせグループでは土壌中の多種多様な微生物の動態を、バイオの視点から定量的に解析することで健全な土壌を科学的に評価しています。今回ちとせグループは『千年農業』の取り組みの一環として、長岡市農水産政策課とともに市内の米農家を回り、土壌環境の調査を実施いたしました。
調査の結果、すべての圃場について生態系を豊かにし、それを維持することまで配慮された土壌であることが確認されたため、この圃場で生産されている長岡市のブランド米である金匠米(※)が日本で初めて『千年農業』の認証を取得しました。『千年農業』金匠米は11月7日(土)より販売を開始いたします。
長岡市では今後、金匠米だけでなく有機栽培米や特別栽培米、枝豆など市内で生産する作物についても『千年農業』の太鼓判を活用しながら、新たな販路開拓、新たな視点でのブランド化に結び付けていくことを目指しています。
ちとせグループは今回の取り組みを皮切りに、様々な地域との協議を進めながら国内外に『千年農業』を拡げることで、持続可能な農業の実現に貢献してまいります。
※金匠米:2009年より毎年開催している長岡うまい米コンテストで、金匠(上位約20名)を獲得した長岡最高峰の匠の技を持つ生産者によって作られる長岡産コシヒカリ。常に最高の品質を維持するため、生産者は、毎年コンテストにより変更となり、今年度の金匠米は、昨年のコンテストで金匠を獲得した生産者の新米コシヒカリのみで製品化。
<補足情報>
◯『千年農業』金匠米の取扱店
11月7日(土)から以下の店舗等にて順次販売を開始します。
・ 長岡市内の米穀店(早川米穀、大倉、遠藤米穀、杉本商店、高田屋商店)
・ 原信(一部店舗)
・ 国内外の高品質食材を取り扱うスーパー(都内を中心に30店舗)
・ 銀座米屋彦太郎 (銀座三越 B3F)
・ Kouji&ko (新宿高島屋 8F) ※ イートイン商品の米飯として提供
・ 長岡市ふるさと納税
◯参考URL
・千年農業
https://agriculture.chitose-bio.com/
・ながおかこしひかり「金匠」
https://bakubaku3.com/kinsho/
<各組織概要>
◯長岡市
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/
新潟県の中央に位置し、日本一の大河・信濃川が市内中央にゆったりと流れ、守門岳から日本海まで市域が広がるまち。自然環境への配慮と市民の生活環境向上の両立を目指し、限りある資源を循環・有効利用するために、農業をはじめ様々な形でバイオに関する取り組みを行なっている。
■ 市長:磯田 達伸
■ 人口:約27万人
◯ちとせグループ
https://chitose-bio.com/jp/
千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく、主に日本と東南アジア全11社で活動するバイオベンチャー企業群。「経済的合理性を常に視野に入れながら進めるバイオ分野の技術開発力」と、「バイオ技術の本質と限界を理解した上で事業化への道筋を引く事業開発力」を武器に、農業・医療・食品・エネルギー・化学などの領域に新たな価値を生み出す。
■ 統括会社名:CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.(本社:シンガポール)
■ 創業者・最高経営責任者:藤田朋宏 Ph.D.
■ グループ役員・従業員数:約130人