プレスリリース

世界初新鮮な生スピルリナを生産・販売するタベルモ ブルネイの新工場が竣工 -スピルリナで将来のたんぱく質需要増大へ対応、生産能力10倍へ-

2019.10.21
  • タベルモ

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世界初新鮮な生スピルリナを生産・販売するタベルモ
ブルネイの新工場が竣工
-スピルリナで将来のたんぱく質需要増大へ対応、生産能力10倍へ-

株式会社タベルモ及び現地子会社 TABÉRUMO BIOFARM (B) SDN BHD は、この度、生スピルリナの生産能力拡張のためブルネイ・ダルサラーム国(以下、「ブルネイ」)に新工場を建設しましたことをお知らせ致します。ブルネイは、一年を通じて日照量が豊富で安定した温暖な気候のため、スピルリナの栽培に必要な光合成に最適な環境です。尚、新工場で生産した製品は本年末に日本市場で販売開始予定となります。

タベルモは、無味無臭で栄養価の高いスピルリナの特徴を最大限に活かした生スピルリナ(販売名「タベルモ」)の販売を行っています。ちとせグループが蓄積してきた生き物(微生物、藻、動物細胞など)を育種、培養する技術に加え、スピルリナを効率的に大量栽培・加工する技術により商品化を実現しました。

藻類は光合成のみでの増殖が可能で、単位面積あたりの生産性が非常に高いことから、新たなたんぱく質源として注目されています。特に、タベルモのスピルリナは、たんぱく質含有量が70%(乾燥重量ベース)と圧倒的に高く、それ以外にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含む栄養価の高い新時代の食品です。

世界的な人口増加と新興国の経済発展による食生活の変化にともない、世界のたんぱく質需要は今後大幅に増加することが見込まれています。需要の成長スピードに供給が追いつかず、2030年頃には需給バランスが崩れるとの予測もあります。ブルネイ工場の竣工を受け、現在の国内協力工場の10倍以上である生スピルリナ年間約1000トンの生産能力を持つこととなります。

また、10月22日に行われるブルネイ工場竣工式には、主賓としてブルネイMinistry of Primary Resources and TourismのYANG BERHORMAT DATO SERI SETIA AWANG HAJI ALI BIN APONG大臣をお迎えし、山本栄二駐ブルネイ大使にも出席いただく予定となっております。

<ブルネイ工場概要>
竣工:2019年10月22日
所在地:Bio Innovation Corridor, Plot Number 21, Spg 189 Jin Dang Kumala, Kg
Tungku, Mukim Gadong A Bandar Seri Begawan BE 2119, Brunei Darussalam

敷地面積:1ha
建物総面積:3,500㎡
従業員数:11名

<スピルリナとは>

35億年前に誕生した藻の一種。マヤ文明時代から人々の貴重な栄養源の1つとして食されており食経験が長い。一般的なスピルリナは、60種類以上の豊富な栄養素を持ち、たんぱく質含有量が65%(乾燥重量ベース)と現在のたんぱく質源である大豆や肉よりも高いことが特徴。藻体を乾燥し、粉末や錠剤にして健康食品として食されることが多く、海外を中心に「スーパーフードの王様」として広く知られている。

<各企業の概要>
■TABÉRUMO BIOFARM (B) SDN BHD(ブルネイ)
https://www.taberumo.jp/en/
・設立:2018年7月
・代表者:鈴鹿暁
・事業内容:スピルリナの栽培と生スピルリナ(販売名「タベルモ」)の生産・輸出

■株式会社タベルモ
https://www.taberumo.jp/
・設立:2014年7月
・所在地:神奈川県川崎市
・代表者:佐々木俊弥
・事業内容:ちとせグループ(以下参照)が、2014年に設立したバイオベンチャー。過熱乾燥させない新鮮な生スピルリナを世界で初めて生産・販売。

■ちとせグループ
https://chitose-bio.com/jp/
千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく、主に日本と東南アジア全11社で活動するバイオベンチャー企業群。「経済的合理性を常に視野に入れながら進めるバイオ分野の技術開発力」と、「バイオ技術の本質と限界を理解した上で事業化への道筋を引く事業開発力」を武器に、農業・医療・食品・エネルギー・化学などの領域に新たな価値を生み出す。

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社タベルモ 広報担当:浜田
[電話]044-850-2238 [携帯]070-4443-1897
[メール]katsutoshi.hamada@taberumo.jp

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