「2025大阪・関西万博」
特設サイトはこちら
お知らせ
日本生物工学会関西支部が主催する若手企画セミナー「AIはものづくりの現場にどう活かせるか」にて、ちとせ研究所 菌叢活用本部 本部長の笠原堅が「AIを活用したバイオ生産マネジメントシステム」の題目で講演を行いました。
<セミナー概要>
日時:2019年5月20日(月) 13:00-16:45
会場:大阪府立大学I-siteなんば
題目:AIを活用したバイオ生産マネジメントシステム
※プログラム等の詳細についてはこちら
<笠原より>
本セミナーでは、各演者とも、AIというはっきりしない対象について、過剰に期待感を煽ることもなく、それぞれの言葉で丁寧にAIとの向き合い方について、説明されていました。そして、皆さん同様にAIは完全なものではなく、その不完全さをどう扱うかというお話だったように思います。
また、AIに学習させるべき生物データはどういうものであるべきか、と言う議論も多く出てきました。そこに対して我々は、AIに学習させることに適したデータとは、人が理解することを前提としないデータであり、そのようなデータは、ニューラルネットワークの隠れ層で扱われるようなデータであることから、コンボリューショナルデータと呼ぶことを提案いたしました。
今後、コンボリューショナルデータを集めると言う取り組みを広げていきたいと考えています。
本セミナーでは、私にも他の演者にも大変多くの質問・コメントがあり、「生物を活用したものづくり分野におけるAIの活用」に対する関心の高さが伺えました。本セミナーは、生物工学会関西支部の若手企画委員の皆さんが構成されたものでした。大変刺激的なセミナーを企画してくださった企画委員の皆様に感謝したいと思います。