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イベント / 講演
11月26日(水)、MATSURIパートナーを対象に情報共有会「大型生産の統合実証から商業化へ──藻類大規模生産の現在と課題」を対面・オンラインのハイブリッドにて開催いたしました。約120名の方々にご参加いただき、発表後の質疑応答や交流会では、パートナーと現場を熟知した藻類生産メンバーとの活発な情報交換が行われました。

現在、ちとせグループは、マレーシアのサラワク州にて、世界最大規模である5 haの藻類生産施設 CHITOSE Carbon Capture Central(C4)※を稼働させ、藻類バイオマスの生産を行っています。
ちとせが目指す藻類生産における商業化のための最小生産規模は、2,000 haと非常に大規模です。現在、その実現に向けた重要な中間目標として、商業生産が見込まれる立地における大型生産の統合実証に挑もうとしています。
今回の情報共有会では、ちとせ研究所 Chief BioEngineerの星野 孝仁より、C4で確認された課題から、商業化に向けた短期・長期での対処方針や、稼働に向けた進捗を共有しました。一口に課題といえどその範囲は、生産資材・設備仕様・プロセス・オペレーションと多岐に渡ります。生産性向上のみならず、コストやエネルギー効率、資源の循環を考慮しながら、どのように整理・検討しているかを中心にお話しし、パートナー企業様の知見を活かした連携や協力を広く呼びかけました。

対面会場では、藻類生産メンバーとパートナーによる活発なディスカッションが繰り広げられました。共有した課題の深堀や、パートナーの皆さまからのご提案など、忌憚のない意見が交わされました。
開催後のアンケートでは、「当社であれば、課題が解決できそう」「正直に課題を共有してもらい信頼度が上がった」「多業種の連携が不可欠な理由が分かった」などの声が寄せられ、生産規模拡大におけるさらなる協業への期待が高まっています。
開催概要
日時:2026年11月26日(水)14:00~15:20
題目:MATSURI情報共有会「大型生産の統合実証から商業化へ──藻類大規模生産の現在と課題」(対面・オンライン)
MATSURIとは
https://matsuri-partners.chitose-bio.com
MATSURIは、2021年に藻類産業の構築を目指してスタートした、ちとせグループ主導の産官学連携の取り組みです。2025年、MATSURIは藻類の枠を超え、“バイオエコノミーを推進する産業横断型の共創イニシアチブ”へと進化しました。バイオを基点とする社会の実現に向け、AIを活用したバイオものづくり、資源循環、持続可能な農業など、私たちの挑戦はますます広がっています。その名の通り、人類史に残るお祭りとして、共に未来をつくる仲間を募集中です。業種・規模を問わず、ぜひご参加ください。お問い合わせはこちらから。