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大阪大学の内村有邦特任助教らの研究グループにより、不均衡進化論に関する研究成果が発表されました。

2015年08月17日 お知らせ

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不均衡進化論は、生物が進化を加速する仕組みを説いた進化論です。
我々「ちとせ研究所」はこの進化論を応用し、微生物育種の限界に挑んでいます。

このたび、育種ではなく、進化研究そのものの限界に挑戦する取り組みがおこなわれ、その成果が発表されました。

大阪大学の内村有邦特任助教らの研究グループは、不均衡変異マウスを利用した9年間にわたる進化研究の成果を論文にまとめています。
Uchimura et al. Germline mutation rates and the long-term phenotypic effects of mutation accumulation in wild-type laboratory mice and mutator mice. Genom Research 2015…
Genome Res 25, 1125-1134 (2015)

Genome Research誌8月号の表紙に採用

Genome Research誌8月号の表紙に採用
【引用元】http://genome.cshlp.org/content/25/8.cover-expansion

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

哺乳類の進化を目のあたりにしながら研究を進めるためには、孫の世代のそのまた孫の世代のそのまた孫の世代の…と、長大な時間をかけて研究を進めなくてはなりません。この時間的な問題を解決する手段として、内村博士らは不均衡変異マウスを利用しました。進化加速状態にある不均衡変異マウスを用いることで、短い時間(とはいえ9年間!)で悠久の時の進化を研究するという、まさに前人未踏の研究が可能になりました。

その研究成果として、世界で初めてマウス生殖系列の変異率を定量的に扱うことに成功しています。これは、人類など哺乳類集団で発生する突然変異と、その将来世代に与える影響を考察するうえで重要な発見です。また長年にわたる進化研究によって、通常では淘汰されてしまうような重篤な病態モデルマウスを多数取得することにも成功しており、ヒト疾患の新たな治療法の開発にもつながる成果だと期待されています。

※不均衡進化理論を提唱する古澤満(弊社の創業者。現最高科学顧問)のコラムはこちら

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